自民・公明の与党が過半数割れの惨敗となった衆議院選挙から一夜明け、自民党の小泉進次郎選対委員長が、引責辞任しました。今後、政権維持をする中で、キーマンとなるのは?

■今後キーマンとなるのは? 自民党 過半数割れ

TBS報道局 岩田夏弥 政治部長:
今回の衆院選では自民、公明両党を合わせても過半数には届きませんでした。他の野党は連立政権入りに否定的な考えを示しています。

そこでカギとなりそうなのが、自民党から離党勧告や非公認の処分を受けた、▼平沢勝栄氏、▼萩生田光一氏、▼西村康稔氏、▼世耕弘成氏など「無所属議員」の12人です。

ただ、12人全員が与党に協力するとなっても過半数にはまだ足りないという状況です。

ホラン千秋キャスター:
どうなることが考えられるのでしょうか。

岩田政治部長:
政権を安定させていくためには、“少数与党”だと非常に厳しいものになります。“少数与党”になると、▼全ての法案成立で野党の協力が必要になり、▼不信任案がいつでも通る可能性があります。

このような緊張感を持ちながら、厳しい状況の中での国会運営が強いられることになります。しかし、政策について野党としっかり話し合い、どのように進めていくかをオープンにしながら行うという意味では、国民にとっては色々なことが見えてくる部分があるのかもしれません。

ホランキャスター:
強引にできないということですか?

岩田政治部長:
数で押し切ることがもうできなくなる。国会の姿が変わるかもしれません。

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<プロフィール>
岩田夏弥
TBS報道局 政治部長 元官邸キャップ
小渕総理以来、主に政治取材を担当

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