『第50回衆議院議員総選挙』で歴史的大敗を喫した自民党。
一夜明けた28日に自民党の新潟県議が集まって開かれた新潟県連では、党本部への不満も渦巻いています。
党議には、比例代表で当選した国定勇人さんや斎藤洋明さんら、激戦を終えた候補者があいさつに訪れました。
その中には、涙をのんだ2人の候補者も…
【1区落選 塚田一郎さん】
「第1選挙区の議席を守ることができなかったことは、ひとえに私の力不足でございまして、本当に申し訳なく思っています」
【2区落選 細田健一さん(自民非公認)】
「大変な敗北を喫しました。これはひとえに、私の努力不足、私の不徳の致すところであると考えています」
「いろいろな方から引き続き頑張れという話をいただいているので、そこは頑張って活動していきたいと思っています。政治家としてはこのままでは終われない気持ちが非常に強いので…」
次の衆院選に向け、引き続き新潟2区で活動する意向を示した細田さんですが、県議からは…
【細田氏選対本部長 高橋直揮 新潟県議】
「これだけダブルスコアに近いかたちで負けてしまったので、党本部でどういう判断を示すかを仰ぎたいと思っているので、本人の思いとは別なところの動きもあるのかなと思っています」
28日の自民党県連党議では、今回の選挙期間中に党勢拡大のための“活動費”として2000万円が支給された問題で混乱が生じたとして、党本部への不満も相次いだということです。
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「政治資金の移動が普通は公表されないはずなのに、あらわになったと。私も気絶しそうになりましたけれども、そういう状況も起こったことに関して、少し分析と総括をして、意見を取りまとめようということになりました」
一方で岩村良一幹事長は、今回の結果を踏まえた支部長の差し替えについては「現時点では全く分からない」として、明言を避けました。
自民党県連では、2025年の『参院選』に向けて組織の立て直しを急ぎます。
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