衆議院選挙は10月27日投開票が行われ、静岡県内8選挙区のうち、4選挙区で自民党が4選挙区で野党が議席を取りました。静岡県選挙管理委員会によりますと、小選挙区の最終投票率は55.59%で、2021年の前回選を0.78ポイント上回りました。
【静岡1区】
5候補が乱立した静岡1区は、自民党・前職上川陽子氏(71)が8回目の当選を決めました。
<静岡1区>
【当選】上川陽子(自民前)114,278票
高橋美穂(立憲元)47,375票
山下洸棋(維新新)22,239票
鈴木節子(共産新)13,593票
鈴木惇弘(無所属新)3,675票
<自民党・前職 上川陽子氏>
「特に国際社会においては紛争がこの時点で起きている。子どもの声がいっぱい聞こえてくる。日本はその役割を果たしていかなければならない。8期目の議席のバッジをつけさせていただいた暁にはまた一意専心の思いで日本の平和外交をしっかり前に進めていく。なんといっても政治への信頼、私への信頼でございます。そのことを肝に銘じて私自身前進してまいりたい」
【静岡2区】
静岡2区は自民党の前職・井林辰憲氏(48)が三つ巴の戦いを制し、5回目の当選を決めました。
<静岡2区>
【当選】井林辰憲(自民前)113,419票
【比例】鈴木岳幸(立憲新)70,131票
提坂大介(参政新)22,486票
<自民党・前職 井林辰憲氏>
「今回ほど本当に厳しくそしてまた多くの皆様方にお支えを…もう一度頭を低くして皆様方の話をよく聞いて真摯に政治に取り組んで行くことを改めて誓い申し上げたい」
【静岡3区】
前職、元職、新人の計5人が争った静岡3区は、立憲民主党の前職小山展弘氏(48)が4回目の当選を決めました。
<静岡3区>
【当選】小山展弘(立憲前)92,072票
山本裕三(自民新)61,599票
宮沢博行(無所属元)37,975票
釜下由佳子(維新新)17,573票
杉村義夫(無所属新)3,996票
<立憲民主党・前職 小山展弘氏>
「与野党伯仲の状況になると良い伯仲と悪い伯仲がある。お互いに与党と野党が一歩譲って、いいものをそれぞれ意見を出し合って、良い意味で合意形成、良い妥協ができる。与野党問わず緊張感を持って、ピュアな気持ちで『今だけ金だけパフォーマンスだけ』そういう議員は慎んでいただきたい」
【静岡4区】
静岡4区は、国民民主党の前職・田中健氏(47)が小選挙区では初めての当選です。また、自民党の前職・深沢陽一氏(48)も比例復活での当選を確実としました。
<静岡4区>
【当選】田中健(国民前)82,448票
【比例】深沢陽一(自民前)79,801票
<国民民主党・前職 田中健氏>
「今回は政策を訴えて多くの皆さんからご支援をいただいた。物価高や中小企業の皆さん、給料が上がらない多くの皆さんが今困っている。困っている人たちにしっかりと現実的で実現可能な政策を国民民主党の一人として、そして静岡4区を代表する政治家としてしっかりと国会で訴えてまいる」
【静岡5区】
前職と新人の計3人による戦いとなった静岡5区は自民党の前職・細野豪志氏(53)が9回目の当選を決めました。
<静岡5区>
【当選】細野豪志(自民前)141,021票
外山和之(立憲新)66,612票
下山一美(共産新)15,605票
<自民党・前職 細野豪志氏>
「やはり自民党に対する不信感は極めて大きなものがあってそしてその重い課題というのはこれからも我々一人一人がしっかりと責任を感じて解消していかなければならない。私も自民党の一員として当選させていただいたからには自民党の再生についても責任をもって対応をしてまいりたい。どのような状況になっても私の政治家としての役割、信念は変わりません。そのことだけはしっかりと中心に持ちながらこれからも国政の世界でしっかりと活動してまいりたい」
【静岡6区】
静岡6区は、立憲民主党の前職・渡辺周氏(62)が10回目の当選を決めました。また、自民党の前職・勝俣孝明氏(48)は比例復活での当選を確実としました。
<静岡6区>
【当選】渡部周(立憲前)104,222票
【比例】勝俣孝明(自民前)100,088票
冨谷皐介(れ新新)21,003票
<立憲民主党・前職 渡辺周氏>
「選挙中に約束した私たちの発信力は大きくなれば、強くなれば、税金の使い道は変わるし、結果はまだ見ていないが、おかしなことがいっぱいあって、これを絶対に曖昧にしない。うやむやにしないで皆さん方の良識が今回の民意なんだということを国会の中でしっかり正論を訴えてまいりたい」
【静岡7区】
静岡7区は、自民党の前職・城内実氏(59)が元職と新人の2人を退け、7回目の当選を決めました。
<静岡7区>
【当選】城内実(自民前)115,175票
日吉雄太(立憲元)54,789票
吉川奈緒子(共産新)12,032票
<自民党・前職 城内実氏>
「大臣としての公務を最優先し、12日間のうち正味1日しか地元にいなかった。私自身、地元と国との橋渡し役として地元の声をしっかりと、国にそして国会に伝えていく。いろいろと反省すべき点は反省し、総括すべき点は総括してより未来に向かって前進していくことが大事」
【静岡8区】
前職と新人の計5人で争った静岡8区は立憲民主党の前職・源馬謙太郎氏(51)が3回目の当選を決めました。
<静岡8区>
【当選】源馬謙太郎(立憲前)108,212票
稲葉大輔(自民新)62,333票
寺島瑞仁(維新新)16,251票
平賀高成(共産元)11,059票
加藤順久(無所属新)8,808票
<立憲民主党・前職 源馬謙太郎氏>
「やっぱり今の政治には緊張感が必要。そういう雰囲気がすごく伝わるようになった。政界がどういう形になるかまだ分からないが、緊張感を持った政治をこれから作っていって、一つ一つの課題に正直に国民の皆様から信頼を失わないような政治の姿勢をこれからも続けて皆様に納得していただける政治環境を作っていきたい」
比例区では、公明党から出馬した西園勝秀氏が比例区の東海ブロックで当選確実です。
<公明・新人 西園勝秀氏>
「一人に寄り添い、一人の声を政治に届ける。これを実現してまいりたい。託していただいたその一票を、その重みをしっかりと胸に秘め、皆様のために働いてまいる」
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