27日投票が行われた衆院選高知2区3市町村の投票所で、投票用紙を二重に交付した疑いがあることがわかりました。投票者数と投票用紙の枚数が合わない可能性があるということです。
高知県三原村では27日午後5時頃、村内の投票所1か所より「投票用紙の残数を確認していたところ、小選挙区の投票用紙が1枚足りないことに気づいた」と報告がありました。交付を担当した職員に状況を確認すると、正午ごろに確認した際には数が一致していたものの、最後の選挙人が午後1時から2時に投票を済ませた後、午後5時頃に再び枚数を確認をすると1枚足りないことが分かったということです。三原村は投票用紙がくっついていることに気が付かないうちに二重交付になった可能性があるとしています。また、残数の確認については交付を担当した職員のみで行っていたことにより、発覚が遅れたものと思われるとしています。
高知県中土佐町では27日午後6時頃、町内の投票所1か所で投票終了時に残票数を確認したところ、小選挙区の投票用紙が1枚少ないことに気付いたということです。午前10時半から11時頃、投票者数が100人となった時点で、投票者数と投票用紙の数は一致していましたが、投票終了後に残票数を確認したところ数が合わず、投票用紙を探したものの見つからなかったということです。
高知県宿毛市では27日午後1時の時点で投票者数と投票用紙の枚数は合っていたものの、午後5時以降、投票者が来た際に投票用紙の残枚数が1枚少ないことが判明したということです。
3市町村とも投票用紙がくっついていることに気づかず、二重交付になった可能性があるとしています。投票者数と投票用紙の枚数が合わない可能性があり、今後は二重交付とならないよう細心の注意を払うとともに、投票用紙の枚数確認を定期的に行っていくとしています。
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