斎藤元彦前知事(46)の失職に伴って、11月17日に投開票が行われる兵庫県知事選で、県議会の最大会派である自民党県議団が、独自候補の擁立見送りを最終決定したことが分かりました。
関係者によりますと、自民党県議団は、これまで独自候補の擁立を目指していましたが、27日に開かれた総会で、独自候補の擁立を断念し、自主投票とすることを最終決定したということです。
自民党県議団は、10月3日に独自候補の擁立を見送り、自主投票とする方針を一度決めていましたが、県選出の国会議員から「独自候補を探すべき」との意見が出たため、今月4日に一転して候補者選びを継続していました。
しかし、その後も候補者選びは難航し、一本化できなかったということです。
自民党県議団では、これまでに県の幹部らに水面下で出馬を打診してきましたが、いずれも固辞され、出馬を表明している元官僚の中村稔さん(62)からは推薦を求められていましたが、党内に後ろ向きな意見が多く、推薦に至りませんでした。
兵庫県知事選には、斎藤元彦前知事(46)のほか、共産党推薦の医師・大澤芳清さん(61)、経済産業省の元官僚・中村稔さん(62)、前尼崎市長の稲村和美さん(51)、元加西市長の中川暢三さん(68)、参院議員の清水貴之さん(50)、レコード会社経営の福本繁幸さん(58)が立候補を正式に表明。
さらに、政治団体「NHKから国民を守る党」の党首・立花孝志さん(57)が、無所属で立候補すると表明していて、会社役員の木島洋嗣さん(49)も出馬の意向を示しています。
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