文化庁が法律に基づき、国の史跡などで策定を促している「保存活用計画」について、県内ほとんどの文化財で策定が遅れている実態が新たにわかりました。

県によりますと県内にある国指定の文化財のうち、保存活用計画が策定されているのは全体の2割から3割程度にとどまっています。

熊本市の場合、29年前に指定された「熊本藩主細川家墓所」、95年前に指定された「水前寺成趣園」など市内にある39の国指定文化財のうち36の文化財で、計画策定の見通しが立っていないことがRKKの取材でわかりました。

熊本市の担当者は、「計画策定を支援する専門職員の不足が大きな要因」とし、水前寺成趣園を管理する出水神社でも「民間による作成は、負担が重い」と話しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。