26日北海道南部の鹿部町の沖合で、漁船が転覆しているのが見つかり、乗組員の男性1人が行方不明となっています。

函館海上保安部によりますと、26日午前9時ごろ、鹿部町の本別漁港の50mほど沖合で1人乗りの刺し網漁船が転覆しているのが見つかりました。

本別漁港50m沖合で転覆した漁船が見つかる

 転覆した漁船は、鹿部漁協所属の第五魁丸(2.6トン)で、漁協や消防によりますと、船長の阿部芳晴さん68歳は、折戸川の河口付近の海岸で見つかり救助されました。

船長の阿部芳晴さん68歳は海岸に流れ着き、意識不明の重体

 阿部さんは、意識不明の重体で病院で手当てを受けています。

現場付近の天候は晴れで、西北西の風6メートル

 当時、現場付近の天候は晴れで、西北西の風6メートル、波の高さは1メートル、海水温18℃ほどでした。

現場は鹿部町の本別漁港50m沖合

 一方、日本海側の松前町の沖合では、26日午前9時45分ごろ、無人の漁船が漂流しているのを別の漁船の漁師が見つけ、函館海上保安部に通報しました。

 漂流している漁船は、松前さくら漁協所属の友笑丸(0.9トン)で、乗っていたとみられる河崎俊司さんの行方は分かっていません。

漁協によりますと、河崎さんはタラの一本釣りをしていたということです。

当時、現場付近の天候は晴れで、北西の風3.2メートル、気温は16.3℃ほどでした。

現在、地元の漁船など30隻あまりが出動し、捜索を続けています。

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