与野党が激しい論戦をくり広げている今回の衆院選。

有権者が投票する際、判断基準となる「ポイント」はなにか。
有識者に取材ました。

衆院選2024 投票する際の判断基準の「ポイント」は?

政治学を研究し、県明るい選挙推進協議会の会長も務める弘前学院大学の西東克介教授です。今回の衆院選で選挙情勢を大きく左右しているのは「政治資金問題」と分析しています。

弘前学院大学 西東克介 教授
「有権者がいい意味で変わってきている。政治に裏金の問題は許さないと。単純に物価高だけで青森県民は判断しているのではないところがわかる」

そのうえで、西東教授が、今回の衆院選で判断材料の1つとして強調するのは、「政権選択の選挙」だということです。JNNが10月22日と23日に行なった全国の終盤情勢調査では、自民党が大幅に議席を減らし、自公で過半数を割り込む可能性があることがわかっています。

このため、選挙の結果により「政治資金問題」や「物価高騰対策」などの議論は大きく変わっていくことが想定されます。

日本の未来を大きく左右する2024年の「衆院選」

弘前学院大学 西東克介 教授
「政権が変わらなくても変わっても、政治の重要な政策が変わるかもしれないという岐路の選択だと私は思っています。そこに、今回の選挙の意義があるのではないかと考えています」

県全体の衆院選の投票率は前回、2021年は52.93%で過去2番目に低くなりました。今回の衆院選では、県内の期日前投票率は10月20日時点で6.27%と前回を0.95ポイント上回っていて、西東教授はあらためて、投票する意義を見直してほしいとしています。

弘前学院大学 西東克介 教授
「自分が投票に行ってた一票によって変わっているかもしれないという選挙結果があると思います。できる限り投票には行ってもらって、政治がいいほうに変わるように願ってほしい」

日本の未来を大きく左右する今回の衆院選。
投票は27日に行われ、即日開票されます。

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