国指定史跡の浦添城跡(浦添市)内にある、中世琉球の王家の墓「浦添ようどれ」に落書きをしたとして25日、20代の男2人が逮捕されました。
文化財保護法違反の疑いで逮捕されたのは、沖縄市泡瀬の飲食店従業員、ホームズ・ケイリブ志穏容疑者(22)と、浦添市勢理客の無職、比嘉恭之介容疑者(26)です。
ホームズ容疑者と比嘉容疑者らは今月3日、琉球王国統一前の中山王・英祖の墓である西室の壁面など3か所に、スプレーでアルファベット文字のようなものを落書きした疑いがもたれています。
犯行を捉えた防犯カメラ映像には、3人組で行動する様子が映っていて、警察は、残る1人の行方を追っています。
落書きされた場所では、落書きを消すかのように削られた痕跡も今月9日に見つかっていて、警察は逮捕した2人がこの行為にも関与した可能性も視野に入れて捜査していますが、警察は捜査に支障があるとしてホームズ容疑者らの認否を明らかにしていません。
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