病気や不登校といった様々な事情で義務教育を十分に受けられなかった人が学び直しの場として無料で通える「夜間中学」。文部科学省は、各県に少なくとも1校の設置を求めています。

そんななか、富山県教育委員会は、2024年、県内在住の人を対象に夜間中学の設置を必要とするかについてアンケート調査を実施。

およそ3割にあたる391人が、「自分が学んでみたい」、「知らせたい人が身近にいる」など必要であると回答しました。

こうした一定のニーズがあることから、きょうは教育に関する有識者らが集まり、公立夜間中学の設置に向けた第1回目の検討協議会を開きました。

協議会では、
▼県が主体となって、夜間中学の設置に関して進めていくこと、
▼入学対象者は現在、全国52校全ての公立夜間中学が要件としている
(1)中学校を卒業していない人、
(2)義務教育の学び直しを希望する人、
(3)本国や日本で義務教育を修了していない
   外国籍の人を対象とする方向で
検討を進めることが決まりました。

来年におこなわれる次回の検討協議会では、目指す学校の姿や理念など基本方針について話し合います。

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