北海道の知床半島で、今シーズンの観光船の運航がきのうから始まりました。おととしの事故を受けて新たな安全対策が導入されました。

きのう観光船の運航を始めたのは、斜里町ウトロ地区を拠点とする2社です。このうち「ゴジラ岩観光」の初便には58人が乗船し、雄大な自然を楽しんでいました。

乗客
「(ヒグマを)初めて見たので興奮した」
「いつもは体験できないことができて、すごく楽しい」

おととしの観光船沈没事故を教訓に、乗客には救命胴衣と一緒に、万が一の際にSOS信号と位置情報を発信できる端末が配られ、安全運航の自主ルールに基づいて2隻体制で運航しました。

観光船の今シーズンの営業は、10月下旬までの予定です。

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