4歳の娘らに有害物質を飲ませて殺害したとして逮捕された夫婦が、夫の父親を殺害したとして警視庁に再逮捕されました。
東京・台東区のホテル運営会社経営、細谷健一容疑者(43)と妻の志保容疑者(38)は、健一容疑者の父・勇さん(当時73)に対して、有害物質エチレングリコールを摂取させて、2018年に殺害した疑いで先ほど警視庁に再逮捕されました。
健一容疑者らはこれまで、▼今年2月に自身の次女・美輝ちゃんを殺害したとして、▼今年3月に健一容疑者の姉・美奈子さんを殺害したとして、それぞれ逮捕されていて、これが3回目の逮捕になります。
東京地検は2人を姉・美奈子さんに対する殺人罪で起訴し、次女・美輝ちゃんに対する殺人罪については処分保留のまま、捜査を継続しています。
父・勇さんは2017年ごろから体調を崩して、入退院を繰り返していましたが、2018年6月に東京・足立区内の病院で敗血症により死亡していました。
その後、2023年の美輝ちゃんの突然死をきっかけに、健一被告らが過去、姉・美奈子さんや父・勇さんの死亡にも関与していた可能性が浮上。
勇さんが当時、血液の指定難病「再生不良性貧血」で入院していたことなどから、病院には勇さんの血液が死後も保存されていて、警視庁はその血液の検査結果や病院に残されたカルテなどから、勇さんの体調が変化した時期を調べ、健一容疑者らがエチレングリコールを購入した時期と照らし合わせるなどの捜査を行ってきたということです。
警視庁は健一容疑者らが勇さんの会社の経営権を狙って犯行に及んだ可能性もあるとみて調べています。
また勇さんが死亡した年には、健一容疑者の母親(当時68)も死亡していて、警視庁が関連を詳しく調べています。
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