10月24日に行われた2024年のプロ野球ドラフト会議。青森県内からは2人が育成ドラフトで指名されました。

以下、育成ドラフト指名された2人のまとめとなります。

【DeNA・育成3位指名】八戸工大一 金渕光希 投手

八戸工大一の金渕光希投手(18=六戸町出身)がDeNAから育成3位指名を受けた。U18日本代表候補に選ばれながらも、代表漏れした左腕に吉報が届いた。金渕投手は学校で記者会見に臨み「支配下で指名はされなかったですが、自分が小さい頃からの夢であるプロ野球のスタートラインに立てたので1日でも早く一軍に昇格してお世話になった人に感謝の気持ちを伝えたい」と喜びを語った。

ドラフト前の取材には「選ばれた球団で活躍するだけではなくて、日本を代表して世界から注目される選手になりたい」と語っていて、夢への挑戦権をつかんだ。八戸工大一高校からの指名は2021年西武5位指名の黒田将矢投手以来。

金渕投手は青森県六戸町出身の18歳。183センチの長身から投げおろす最速144キロの直球とキレのあるスライダーが持ち味で2年夏から八戸工大一のエースとして活躍。

野球と出会ったのは小学2年生。投手をしていた2つ上の兄の影響で始め、父も元球児で投手、母も高校時代にソフトボールの投手として活躍した投手一家で育った。

憧れもパドレスの松井裕樹投手。自身の持ち味として「スライダーが1番、球種の中で得意なので力強いまっすぐとスライダー。左バッターにも右バッターにもインコースで空振りをとっていけばプロでも通用するかなというのはあります」と自信をのぞかせていた。

【巨人・育成4位指名】弘前学院聖愛 吹田志道 投手

人口8600人の町から2年連続でドラフト指名となった。弘前学院聖愛の吹田志道投手が巨人から育成4位指名を受けた。

吹田投手は188センチの長身から投げ下ろす最速144キロの直球が武器の本格派右腕。この夏の青森県大会決勝では甲子園4強まで進んだ青森山田に惜敗したものの、背番号1を背負いマウンドで躍動した。

弘前学院聖愛出身選手の指名は2014年楽天育成2位指名の大坂谷啓生(青森中央学院大)以来2人目。聖愛の中学・高校から直接指名は初。また出身の大鰐町からは去年、成田晴風投手が西武から4位指名を受けていて、2年連続で小さな町からプロ野球選手誕生となりそうだ。

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