10月も後半ですが、24日も各地で気温が上昇。「真夏日」に迫るところもありました。海上では新たな“台風の卵”が発生。来週にも列島に影響が出そうです。

■気温25℃以上が続出 汗ばむ陽気いつまで

ホラン千秋キャスター:
これから梅雨が始まるのかなという感じの蒸し暑さが23日の夜からありましたよね。

國本未華 気象予報士:
気温に加えて湿度も少し高いというのも気になるところなんです。

井上貴博キャスター:
夏日(25℃以上)が128地点、真夏日(30℃以上)が3地点となっていますが、10月下旬で真夏日の表記がモニターにあるということはなかなかないですよね。

國本気象予報士:
24日は東海と関東で気温が上がりました。東京は10月で14日目の夏日で、過去一番、夏日が多いという記録になっています。

続々と暑さの記録を塗り替えている状況なんですが、これからまだ暑いんです。

東京で見ると、25℃以下の日が続くんですが、名古屋、大阪、高知、福岡、鹿児島は25℃以上ばかりで、大体1か月くらい前のカレンダーのような気温になっています。

井上キャスター:
夏の高気圧が頑張っているんですか?

國本気象予報士:
夏の高気圧がもう1回強まってきているんですが、その原因の一つとして、台風があるんです。

■熱帯低気圧が発生 今後の進路は?

今後、新たな台風がまた発生しそうで、まだ熱帯低気圧ではあるんですが、25日までに台風になり、西へ進んでいきます。台風ができると北側の高気圧が強められるというのが繰り返されているんです。

少し先の台風の動きを見ていくと、台風20号は西へ離れて、台風21号になる見込みの雨雲は北上して、30日(水)辺りで沖縄に近づく可能性が出てきています。

井上キャスター:
夏の台風みたいな動きですね。

國本気象予報士:
そもそも日本に近づく可能性があるということ自体、季節の進みは遅いという状況なんです。

台風21号になる見込みの雨雲は沖縄辺りに影響する可能性がありますが、この後、西よりに進むか、少し東へカーブするか、ぶれ幅があるという状況です。

ホランキャスター:
季節の進みが遅いのであれば、この先も台風が発生する可能性というのはあるんですか?

國本気象予報士:
ないとは言えないですが、だんだん落ち着いてはきます。今回の台風の後は熱帯の活動が少しおさまってくる傾向が見えてきています。
 
来週の29日(火)、30日(水)あたり雨が強く降るおそれがあります。土日に関しては、まだ少し予報がぶれているんですが、大雨という心配はなさそうです。

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