沖縄県 本島地方で記録的な大雨も
24日は台風20号周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、沖縄や奄美では大気の状態が非常に不安定となっています。
沖縄では本島地方を中心に発達した雨雲がかかり、今朝までに読谷村で1時間53.0ミリ(午前3時51分まで)本部町で51.0ミリ(午前8時31分まで)など、局地的に滝のような雨が降りました。
なお、読谷村では6時間降水量が154.5ミリに達し、10月として統計開始以来最多の大雨を記録しました。(午前8時30分まで)
25日にかけての予想降水量(沖縄・奄美)
沖縄や奄美では、あす25日にかけて断続的に雨が降り、場所によっては1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る予想です。
特に24日午後からは奄美地方や九州南部でも雨量が増える見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに十分な警戒や注意が必要です。
24日正午から25日正午までに予想される
24時間降水量(多い所)
奄美地方 200ミリ
鹿児島県(奄美地方を除く) 150ミリ
沖縄本島地方 180ミリ
先島諸島 120ミリ
雨雲が予想以上に発達した場合や、雨が同じ場所で降り続いた場合は、大雨警報や洪水警報のエリアが広がる可能性があります。
雨雲レーダーを確認し、活発な雨雲がかかっている際には落雷や竜巻などの突風の恐れもありますので、頑丈な建物内にとどまってください。
マリアナ諸島で新たな台風21号が発生予想
きょう24日午前9時、マリアナ諸島に発生した熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風21号に発達する見込みです。
熱帯低気圧の今後の進路は、定かではありませんが、来週にかけて沖縄の南の海上を西寄りへ進む見込みです。
来週29⽇頃からは、再び沖縄や奄美に熱帯低気圧の周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、まとまった雨をもたらす恐れがあります。
今後も台風の最新情報に十分注意し、早めの備えを行ってください。
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