「プロ野球ドラフト会議」が、24日に行われます。高知県内からは、高校生と独立リーグ選手、あわせて「4人」に指名の期待がかかっています。
高知県内から指名の期待がかかっているのは、高知高校の本格派右腕・平悠真(たいら・ゆうま)投手、明徳義塾高校の右の主砲・竹下徠空(たけした・らいあ)選手、高知ファイティングドッグスの剛腕・若松尚輝(わかまつ・なおき)投手、打てる捕手・嶋村麟士朗(しまむら・りんしろう)捕手の、4人です。
◆平悠真 投手(高知高校)
身長183cm、体重80kg。右投げ・右打ち。
平悠真(たいら・ゆうま)投手は、高知高校の“本格派右腕”です。愛媛県・西条北中学校の出身で、高校は親元を離れて高知高校に進学しました。1年生の秋からベンチ入りすると、翌2023年春のセンバツで1年生ながら甲子園の舞台を経験し、その後は同じ右腕の辻井翔大投手とともに「高知高校のダブルエース」としてチームを牽引してきました。
夏の甲子園出場をかけた今年7月の高知大会決勝では、4回途中からマウンドに上がりましたが、明徳義塾打線に打ち込まれて敗れ、3年間で夏の甲子園への出場はありませんでした。
ストレートの最速は148キロで、変化球は、カットボール、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットを投げます。コントロールに課題がありますが、球には力があり、「今後の伸びしろ」を評価され、これまでにセ・リーグ3球団、パ・リーグ2球団の、計「5球団」が興味を示しているということです。
◆竹下徠空 選手(明徳義塾高校)
身長183cm、体重90kg。右投げ・右打ち。
竹下徠空(たけした・らいあ)選手は、明徳義塾高校の“右の主砲”です。島根県・大田第二中学校の出身で、高校は親元を離れて明徳義塾高校に進学しました。恵まれた体格から生まれるパワーと、それを生かした長打力が持ち味で、強豪・明徳義塾高校では1年生の秋から4番を務めました。
夏の甲子園出場をかけた7月の高知大会では、4試合で6死球と厳しい内角攻めにあいましたが、全試合で4番に座りツーベースヒットを2本放つなど、バットでチームを牽引しました。
NPBのスカウトも注目していて、明徳義塾から、2021年の代木大和投手(巨人)、2022年の吉村優聖歩投手(巨人)、2023年の寺地隆成捕手(千葉ロッテ)に続く「4年連続のドラフト指名」となるか、期待されます。
◆若松尚輝 投手(高知ファイティングドッグス)
身長183cm、体重82kg。右投げ・右打ち。
若松尚輝(わかまつ・なおき)投手(24)は、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに所属する“本格派右腕”です。北海道出身で、札幌第一高校から札幌学院大学に進学し、2022年に高知ファイティングドッグスに入団しました。
大学3年時に投手に転向し、本格的な投手としての経験は「約3年」と浅いながら、ストレートの最速は152キロをマーク。ボールの回転数が多く「空振りが取れる」と評判のストレートと、キレのあるフォークが持ち味で、今シーズンは主に先発として17試合に登板し、6勝・4敗・1HP・1セーブ・防御率2.78の成績を収めています。
これまでに、セ・リーグ4球団、パ・リーグ3球団の計「7球団」が興味を示しているということです。
◆嶋村麟士朗 捕手(高知ファイティングドッグス)
身長175cm、体重95kg。右投げ・左打ち。
嶋村麟士朗(しまむら・りんしろう)捕手(21)は、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに所属する“強肩・強打の捕手”です。高知市の出身で、高知商業高校から福井工業大学に進学し、大学中退後の2022年に高知ファイティングドッグスに入団しました。
高知商業高校時代から4番でチームを牽引し、長打力が武器です。加えてバットコントロールが良く、今シーズンは61試合に出場し、打率.350(リーグ4位)・71安打・5本塁打・41打点(リーグ5位)をマークしています。また、捕手としても強肩で「打てる捕手」として期待がかかり、これまでに、セ・リーグ1球団、パ・リーグ1球団が興味を示しているということです。
2023年のドラフト会議前も2球団が興味を示していましたが、当日は指名されず悔しい思いをしただけに、「今年こそは」とリベンジに燃えています。
高知から“運命の瞬間”を待つ4人の選手に、“歓喜の時”は訪れるのか。「プロ野球ドラフト会議」は、24日午後4時50分から始まります。
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