2024年5月26日投開票の静岡県知事選に向け、元副知事の大村慎一さんは4月12日出馬会見を開きました。着地点が見えないリニア問題については「責任を持って解決したい」と意気込みました。

<大村慎一氏>
「オール静岡で課題を解決して、ふるさとの元気で明るい未来を作っていきたい」

12日、出馬の会見を開いた総務省の元官僚で、静岡県の副知事も務めた大村慎一さん。県政運営のテーマに「対話と実行」を掲げ基本の政策として「防災・危機管理」や「経済・所得」など11項目を挙げました。

選挙の大きな争点となる可能性があるリニア問題についてはー。

<大村慎一氏>
「リニアについては私が責任をもって解決させていただきたいと思います/流域市町の皆さまのご意見などをしっかり伺ってその上で力強く、みんなで手を携えてそれが重要になる」

大村さんは、会見後に連合静岡に向かい推薦願を提出。
その後、立憲民主党県連などへの推薦の依頼に駆け回り、自民党県連では役員に直接、推薦願を手渡しました。

<県議>
「(大村さんの)靴がおしゃれ」
<大村慎一氏>
「私の従兄がみかん農家で」

静岡県知事選をめぐっては前の浜松市長・鈴木康友さんが出馬の意向を固め、4月15日に正式表明する予定です。

鈴木さんはこれまでのSBSの取材に対し「市長の経験は県政運営に活かせる」と意欲を示していました。

一方、立憲民主党の渡辺周衆議院議員は4月10日報道陣の取材に対し、出馬について「意欲はある」と明言しています。

超短期戦となった知事選、各党、週末の動きがカギとなりそうです。
自民党県連はあさって国会議員なども集まって会合を開き知事選への対応を協議する方針です。

連合静岡や立憲民主党県連、国民民主党県連、静岡県議会の「ふじのくに県民クラブ」は4月13日、4者で協議するとしています。

ポスト川勝を決める知事選は5月9日告示、26日投開票です。

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