使わなくなったランドセルを必要な人に届けるイベントが、福岡市や久留米市、北九州市で開かれます。イベントは今回で3回目で、昨年度は、348個のランドセルが新たな持ち主の元に渡りました。会場では迷路やウォークラリーなども行われる予定で、主催する学生は、「遊びに来て、ついでにランドセルをもらって帰ってほしい」と話しています。
10月26日・27日 福岡市役所ふれあい広場
九州産業大学造形短期大学部の学生6人とNPO法人「次世代のチカラFUKUOKA」のメンバーは21日、福岡市役所で会見し、10月26日(土)と27日(日)の2日間、福岡市役所ふれあい広場で、「ランドセルランド」を開催すると発表しました。
「ランドセルランド」は、不要になった中古のランドセルを必要な人に届けるイベントで、今回が3回目です。
当日は、約100個のランドセルが無料で提供されるほか、不要となったランドセルの寄付も受け付けます。また、ランドセルを背負って参加する迷路やウォークラリーも行われます。
カラフルなボックスと一緒に「新品のような気持ちでもらって帰って」
九州産業大学造形短期大学部がデザインしたカラフルなオリジナルボックスに入れて譲渡されます。
学生たちは「新品のような気持ちで持って帰ってほしい」と話していました。
九州産業大学造形短期大学部 石田賀琳リーダー「寄付されたランドセルは、私たちがひとつひとつ磨いています。このイベントも少しづつ認知されてきて、中古ランドセルの譲渡のハードルがすごく下がってきたことを実感しています。遊びに来てもらって、ついでにランドセルをもらって帰ってほしい。」
福岡市と久留米市で開かれた昨年度は、あわせて348個のランドセルが提供されたということです。
入学時の経済的負担大きく
NPO法人「次世代のチカラFUKUOKA」によると、福岡市の小学生のうち約2%が生活保護世帯で、経済的困窮などを理由に修学旅行費や給食費などの就学援助を受けている小学生も2割を超えています。
小学校入学時にかかる費用が大きな負担になっているということです。
久留米市と北九州市でも開催
ランドセルランドは久留米市と北九州市でも開催される予定です。
■2024年12月21日(土)
久留米市・六角堂広場
■2025年1月18日(土)
北九州市・関門海峡ミュージアム
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