18日夜、北海道斜里町で10歳未満の息子の頭に暴行を加えて、けがをさせたとして、28歳の漁師の男が逮捕されました。

傷害の疑いで逮捕されたのは、斜里町朝日町の28歳の漁師の男です。

この男は18日夜ごろ、同居している10歳未満の息子のこめかみを両手の拳で押し、けがをさせた疑いが持たれています。

警察によりますと、28歳の漁師の男は、食事を食べるのが遅かった息子が言うことを聞かなかったため、しつけとして犯行に及んだということです。

息子は耳の付け根の上部を切るけがをしました。

事件から4日後の22日、児童相談所から「けがをしている子どもがいる」と警察に通報があり、事件が発覚しました。

警察は息子の母親から話を聞くなどして、男の容疑が固まったとして22日午後に逮捕に踏み切りました。

事件当時、男の自宅には5人の家族がいて、被害にあった息子は男の実子ではないということです。

取り調べに対し、28歳の漁師の男は「しつけとして両手の拳でぐりぐりしてしまった」「けがをさせたことに間違いない」などと話し、容疑を認めているということです。

この家族をめぐるトラブルなどの相談、取り扱い歴はありませんでした。

警察は、この男が虐待を繰り返していた可能性を含めて、調べを進めています。

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