兵庫県は、県内に住む80代男性が、マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染し、その後、死亡していたことを発表しました。

 県内に住む80代男性は、10月12日ごろ、発熱や頭痛、全身の倦怠感などの症状が出て、17日に医療機関を受診。抗生物質を処方され帰宅しましたが、18日に意識障害を起こし救急搬送され入院したということです。

 男性はPCR検査を行った結果、マダニにかまれることで感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の陽性が判明したということです。

 男性は陽性が判明した22日に死亡したということです。

 県によりますと、SFTSの潜伏期間は1~2週間だということです。また、亡くなった男性については、体にマダニに刺された跡が認められなかったことから、感染経路は不明だとしています。

 県内でSFTSの患者が確認されたのは今年で4例目、感染した人が亡くなったのは、2013年以降で2人目だということです。

 県は「マダニにかまれないよう長袖・長ズボンなどを着用して肌の露出を少なくしてほしい。マダニにかまれた時は無理に引き抜こうとせず、すぐに医療機関を受診してほしい」としています。

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