不正に入手した通帳を使って、金融機関の現金自動預け払い機(ATM)から1回で現金50万円を引き出したとして、36歳の無職の女が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、富山市西長江に住む無職の36歳の女です。
警察によりますと、この女は、4月5日、小矢部市に住む90代の女性を家を訪れ、金融機関を名乗って、女性から普通預金の通帳1冊を盗み、小矢部市の金融機関のATM機から現金50万円を引き出した疑いがもたれています。
この女性の親族から被害届を受理した警察が、口座の取り引きを調べたところ、不正な引き出しがあったことから、金融機関の防犯カメラなどを調べ、この女を割り出し、逮捕に至ったということです。
警察の調べに対し、女は容疑を認めているということです。
警察によりますと、この女は今年6月には静岡県と福井県で、キャッシュカードなどをだまし取った容疑で逮捕されていて、警察は、この女が、匿名流動型犯罪グループ、通称トクリュウの中で、だまし取った通帳やキャッシュカードを使って、ATM機から現金を引き出す「出し子」の役目を担っていたとみて、ほかの共犯者がいないかなど捜査を進めています。
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