南の海上が再び騒がしくなっています。21日(月)夜までに、フィリピンの東にある熱帯低気圧が発達し、台風20号「チャーミー」が発生する見込みです。
熱帯低気圧は24日(木)頃には、フィリピン付近まで西進する予想です。その後はどのように進むのか、まだ予想は定まっていません。では、世界各国の気象機関のでは、どのようなシミュレーション予想がでているのかみてみます。
日本の気象庁のスーパーコンピュータでは、沖縄や九州などに近づく予想を出しています。前線を伴った形をしているため、どこまで台風として北上するかはわかりませんが、活発な雨雲がかかり大雨になる恐れがあるので、今後の情報には注意が必要です。
ヨーロッパ中期予報センターの予報では、台湾付近まで近づいた後、九州の西へ進み、その後ぼやけた予測になっています。
また、アメリカ海洋大気庁のシミュ―レーションでは、中国方面へ進む予想が出ています。
いずれにしても、まだ予想は固まっているわけではありません。では、台風はいつごろまで日本に接近 上陸することがあるでしょうか?
気象庁によりますと、1951年以降で最も遅く台風が上陸したのは、1990年に和歌山県に上陸した「11月30日」です。しかし、この極端な例を除けば、概ね10月下旬です。
もし20号(現段階では熱帯低気圧)が、台風として北上したとしても、本州に直接的な影響が出ることはないとみられます。
沖縄は24日(木)以降、湿った空気が入る影響で雨が降り、海は大しけのおそれがあります。
また、本州では、28日(月)以降に前線が台風の影響で刺激され、まとまった雨になるおそれもあります。今後の情報にはご注意下さい。
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