“太鼓ゲーム”で、介護予防や認知症予防をする取り組みが始まりました。

歌を歌ったり、顔のマッサージをしたりと、準備運動が終わったところで…

【NPO法人えんがわ 西陸楓子さん】
「介護予防教室ということで体を動かしつつ、太鼓の達人などもやって脳も活性化して、というのをやっていきたい…」

そう!ここからが本番。
皆さんが体験しているのは、スポーツはスポーツでも『eスポーツ』なんです!!

eスポーツとは、コンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦競技のこと。
この介護予防教室は、新潟県三条市と「えんがわ」とがタッグを組んで開催したもので、市内に住む70代~90代の高齢者7人が参加しました。

ゲームとはいえ、リズムに合わせて太鼓を叩くことで、考えながら体を動かすことになり、認知症予防にもつながると考えたのは、三条市の上田泰成副市長です。

「どこの自治体も高齢化率は深刻。社会とのつながりが希薄して認知症などにつながってくることがあるので、ここで1つ、“eスポーツ”を軸にした新しいモデルケースを三条市で作って…」

参加者はeスポーツを通して、自らを要介護状態から遠ざける『介護予防』に楽しみながら取り組んでいました。

― お上手にできていましたよ!
【90歳】
「いやいや上手になんてできっこない!」
「またやりたい。大体なんでも好奇心強いから」
【86歳】
「いかに音感がないかよく分かります。でも、汗かいて、体の体操にはバカいかったです(とっても良かったです)」

優秀な成績を収めたということで、最後は参加者全員に表彰状が手渡されました。

【三条市上田泰成副市長】
「皆さん清々しいというか、楽しそうにやられているところもすごく印象的に残りました。ゆくゆくは自治体同士のeスポーツの対抗戦みたいなものを模索できれば」

今後『eスポーツ』が、シニア世代の“健康寿命延伸のカギ”になるかもしれません。

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