記録的豪雨による浸水被害を受けた高齢者施設で、ブルーシートを敷いた部屋で過ごす入所者ら=7日、石川県輪島市
石川県の能登半島を襲った記録的豪雨により、高齢者や障害者が利用する福祉施設の少なくとも9カ所で浸水被害が発生したことが19日、県などへの取材で分かった。災害時に利用者の避難介助が必要になる「要配慮者利用施設」に当たり、泥水が流入する被害に遭い利用者や職員が2階に避難したケースもあった。能登半島地震からの復旧途上の再被災で、サービス提供に支障が出るなどした施設もある。 能登半島は高齢化率が高く、こうした施設の利用者は少なくない。豪雨から21日で1カ月。地域全体の復興には、施設復旧に向けた支援の充実が求められそうだ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。