小林製薬の「紅麹」をめぐる問題を受け、消費者庁が全ての機能性表示食品について事業者に緊急点検を求めた結果、きょうまでに18製品について、117件の健康被害の報告が寄せられたと発表しました。

消費者庁は小林製薬の「紅麹」の問題をうけ、全ての機能性表示食品6795製品について、事業者に緊急点検するよう求めていましたが、きょうまでにおよそ8割の製品について報告があったということです。

このうち、18の製品について117件の健康被害が医師らから事業者に寄せられていたことがわかりました。

死亡例はありませんでしたが、入院に至ったものも複数あったということです。

18製品の事業者は、健康被害を消費者庁に報告していなかったことについて「不要と判断した」などと回答しているということです。

消費者庁は製品と健康被害との「因果関係が明らかでないものも含まれている」として、18製品について製品名を公表していませんが、今後、専門家の医学的な分析なども経て、その結果を公表する予定だとしています。

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