いよいよ19日に開幕する高校ラグビーの富山県大会。6年連続の花園へ闘志を燃やす富山第一を紹介します。

「きょうもいつもどおり元気にやっていきましょう。おー」

6年連続での花園出場を目指す富山第一。登録メンバーのほとんどが3年生だった去年と違い、ことしは5人しかいません。3年生が少なくフォワードが小柄になった分、ことしは徹底して『ディフェンス』を強化してきました。

一瀬正太郎主将:「どんどん前に出てタックルもいかしトライとれるシーンをもっと増やしたいと思います」

5大会連続15回目の出場となった去年の花園では、準優勝経験もある強豪・京都成章(きょうとせいしょう)と対戦。しかし、序盤から相手のスピードとパワーに圧倒され、目指していた花園での1勝はなりませんでした。

その悔しさをはらすため取り組んできたのが当たり負けしない身体づくりです。極限まで自分を追い込み体を大きくしてきました。

一瀬正太郎主将:「成長の記録を計ってます。別に栄養講習みたいなのもあって、こういう感じで分析とか合宿の振り返りとか個人の目標も書いて」

島津有希アナウンサー:「どのくらい大きくなったんですか」

一瀬正太郎主将:「去年の夏から10キロ弱増えましたね」

そんな少ない3年生を支えるのが、実力派がそろう2年生です。中でも、越智伊織(おちいおり)選手はU17の北信越代表チームのキャプテンを務め、チームでも、2年生ながらフォワードリーダーとして引っ張っています。

FWリーダー越智伊織選手:「中学校から全員とは同じチームでそのまま富一に繰り上がってって感じなのでもともと仲良くて、はい信頼してます」

「正太郎!正太郎!インタビュー」

一つ年上の先輩のキャプテンも『正太郎(しょうたろう)』と呼び捨て。これが、ことしの富山第一の強さの秘密でもあります。

「今正太郎って呼び捨てにされてたけど」

一瀬正太郎主将:「この代になってから後輩も僕らも呼び捨てでね。結構ラフな雰囲気でやらせてもらってます。試合中も円滑にコミュニケーションとれるんで、やっぱり壁ないのは試合でも練習でもそっちの方が僕たちにはやりやすいかなと思って」

「伊織!伊織!」

「ランボー!ランボー」

相手にボールが渡ってもメンバーで声を掛け合い強靭な肉体でボールを奪い返す。ハードな練習を繰り返してきました。機動力のあるバックスを中心とした展開ラグビーで春・夏ともに県内大会を制し無敗で望む花園予選。6連覇、その先を見据えて強い思いを胸に初戦に挑みます。

一瀬正太郎主将:「どんどん前に出てタックルも生かして、トライ取れるシーンをもっと増やしたい。相手に油断せずにしっかり自分たちの持てるプレー大事にして、チーム全体として勝ち進んでいくことが大事だと思います」

高校ラグビー富山県大会富山第一と魚津工業との試合は午前10時、富山工業と合同チームとの試合は、11時30分キックオフです。

11月4日の決勝戦の模様はチューリップテレビで午後1時55分から生中継でお伝えします。

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