息子などになりすまし、「現金を至急必要としているので用意してほしい」などと電話をかけ、栃木県矢板市に住む80代男性から現金100万円をだまし取ったとして、26歳の男が逮捕されました。
詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の男(26)です。
警察によりますと男は今年5月29日、何者かと共謀して、栃木県矢板市に住む80代の男性から現金100万円をだまし取った疑いが持たれています。
共犯者が男性の息子らになりすましたうえで「現金を至急必要としているので用意してほしい」などとうそを言い、さらに「自宅に現金100万円を置いておいてほしい」と話したうえ、男性を外出させた隙に共犯者の男が“受け子”として現金を持ち出し、だまし取ったということです。
この事件をめぐっては現金を持ち出した男が別の特殊詐欺事件で逮捕されていて、今回逮捕された男は“受け子の管理役”で、何者かからの指示を伝えたり、経費の管理をしたりする役割を担っていたとみられます。
男は今年5月には新潟市東区に住む80代男性から現金をだまし取ろうとしたものの、「領収書がないならお金を渡せない」などと言われ、未遂に終わった事件にも関与したとして逮捕されています。
警察は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていませんが、ほかにも同様の犯行を重ねていたとみて、余罪や組織の実態解明を進める方針です。
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