『電動アシスト自転車』は、モーターがペダルをこぐ力をアシストしてくれる便利な乗り物ですが、一部では、改造が相次いでいて問題となっています。
店内にずらりと並べられた電動アシスト自転車。需要は増え続け、売り上げも好調だということです。
(ヨドバシカメラ梅田店 松木数万さん)「平日で(一日に)だいたい20台から多い時は30台ほど、週末であれば60台以上売れることもありますね。(購入者の)一番は主婦層。お子さまを乗せて保育園の送迎用の電動アシスト自転車を購入されるお客様が一番多い。(購入者は)2割から3割ほど毎年伸びていっている」
しかし、その電動アシスト自転車をめぐり、いま、ある問題が…「爆速魔改造 リミッターカット」これらはオークションサイトで販売されている電動アシスト自転車の改造部品。いま、電動アシスト自転車の“速度を上げる”改造が問題になっているのです。
その電動アシスト自転車の改造部品をめぐり、大阪府警は10月17日、30代~60代の男性5人を書類送検したと発表しました。警察によりますと5人は、フリマサイトなどで電動アシスト自転車の速度制御センサーを解除する改造部品を販売、その際、大手メーカーのロゴを無断で使用した商標法違反の疑いが持たれています。
電動アシスト自転車の改造部品の販売をめぐって、警察が商標法違反の疑いで摘発するケースは全国でも初めてだということです。また、5人が販売していた改造部品を使うことで上限の速度を超えてもアシスト機能が働き、時速24kmを超える速さでの走行が可能だったということです。
こうした改造が一体どれほど、危険なのでしょうか?国民生活センターが実験した映像を見ると、道交法の基準に不適合の電動アシスト自転車ですが、あっという間に時速24kmを超え、時速30kmの原付バイクも勢いよく抜かし、時速は40kmも超えることがわかりました。
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