新潟県弥彦村の弥彦競輪場で17日から4日間、GIレース『寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』が開幕し、全国からトップ選手が集まります。
この“夢舞台”を目指し活躍が期待されるのが、地元・弥彦競輪場所属の滝本幸正選手(26)です。実は、今年の6月に“ある偉業”を成し遂げたのです。
最高時速およそ70キロ!驚異的なスピードで駆け抜けるのは弥彦村出身で、新潟支部所属の滝本幸正選手。滝本選手が達成した“偉業”とは『特別昇級』というものです。
プロの競輪選手は、6つのグレードに格付けされ、上位ほどGIレースなど大きな大会に出場できます。
通常、昇級は1月と7月、それまでの半年間のレース成績をもとに判断されますが、滝本選手は3日間のレースを全て1着で優勝するという『完全優勝』を3場所連続で成し遂げ、A級2班からS級2班へ『特別昇級』しました。
強さの秘密は『強靭なメンタル』にあります。
滝本幸正選手
「負けたら負けたですし、勝ったら上のグレードで戦えますけど、それが今の実力だと思って走ったので、全然そこは何もプレッシャー感じずに望めました」
大舞台でも緊張しないという滝本選手。一旦は、自転車競技部がある大学に進学したものの、自転車競技を職業にしたいと考えて中退し、競輪学校に入り直したのです。
滝本幸正選手
「普通では味わえないスピードを肌で感じられるところが魅力だと思っています」
自転車への愛が溢れるからこそレースも楽しめる。
今後の目標は、17日から弥彦競輪場で始まるGIレース寬仁親王牌などのビッグレースに出場することです。そのためには、さらに上のグレードへの昇級など、様々な条件を満たす必要があります。
「地元記念(レース)で優勝できるようにそれに向けて頑張っていきたいと思います」
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