2024年7月、静岡県御前崎市の航空自衛隊御前崎分屯基地の上空で、ドローンを飛行させた疑いで、会社役員の62歳の男性が10月16日、静岡地方検察庁に書類送致されました。
小型無人機等飛行禁止法違反の疑いで、書類送検されたのは、静岡県富士市に住む会社役員の男性(62)です。
警察の調べによりますと、男性は7月31日午前6時頃、重要施設として小型無人機などの飛行が禁止されている御前崎市の航空自衛隊御前崎分屯基地上空でドローンを飛行させた疑いが持たれています。
基地の職員が、基地上空を飛行しているドローンを発見して菊川警察署に通報し、現場に向かった警察官が、ドローンを飛行させている男性を確認し事情を聴いたところ「風景を撮影していた」と認めたということです。
基地の周辺には海岸線があり、男性は海岸線の撮影をしていたとみられています。
静岡県警察本部警備部の眞野義文参事官兼公安課長は、「今回、ドローンを飛行させた場所は防衛関係施設上空です。防衛関係施設は国が指定する重要施設であり、我が国を防衛するための基盤維持を目的に、重要施設上空及びその周辺でのドローン飛行は禁止されています。ドローンの飛行に関しては、関係法令に従って必要な手続きや方法を守り適正に飛行させていただきたい」とコメントしています。
静岡県警は、今後も、テロの未然防止の観点から、重要施設の管理者と連携してドローン対策などの警戒警備を実施していくということです。
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