秋の味覚のひとつ「富有柿」の収穫が、愛媛県内子町で始まっています。ジューシーで甘いカキに仕上がっているということです。

鮮やかなオレンジ色に実っているのは「甘柿の王様」とも呼ばれる富有柿です。

JA愛媛たいきの管内では135軒の農家がカキを育てていて、生産量は内子町が県内一を誇ります。

このうち町内五百木の若宮清志さんの園地では、今月12日から富有柿の収穫が始まり、16日も熟れ具合を確かめながら次々に摘み取っていました。

今年若宮さんの園地では、大量に発生したカメムシによる被害で、収穫量は去年より3割以上減りそうですが、実ったカキは玉太りがよいということです。

(柿生産者・若宮清志さん)
「(実った柿は)非常にジューシーで、甘い柿に出来上がっとると思います」

また選果場では、16日から出荷作業が始まりました。

JA愛媛たいきによりますと、今年の出荷量は去年よりおよそ100トン少ない800トンを見込んでいます。

この富有柿は松山をはじめ、東京などの市場に出荷されます。

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