アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズで「今年行くべき52か所」に選ばれ、何かと話題の山口市。
地域の魅力はどんなところにあるのか?いま一度、見つめ直してみるいい機会じゃないかということで取材しました。
1月10日…。
ビッグニュースが飛び込んできました。
アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズが「2024年に行くべき52か所」を発表し、山口市が世界各地の旅先の中で3番目に取り上げられました。
村岡嗣政・山口県知事
「いや~本当にびっくりしましたし、とてもうれしく思いますけれども山口の魅力にようやく世界が気づき始めたなという風に感じているんですけどね。」
伊藤和貴・山口市長
「観光地としての山口市、これからまだ磨きをかけていく必要があるなと逆に思いました」
各所から、喜びの声が上がりました。
山口市と言えばおよそ600年前、西国一の守護大名・大内氏が築いた大内文化が色濃く残る『西の京』。
記事では、国宝「瑠璃光寺五重塔」や山口祇園祭が見どころとしてあげられていましたが、
気になったのは、ここ・・・。
「The city's small winding lanes offer an assortment of experiences」
「曲がりくねった小道での体験」のような我々にとって日常の風景となっている場所も魅力としてあげられていました。
実際、外国人は、山口市のどんなところに魅力を感じるのでしょうか?
と、いうことで・・・
クロル舞アナウンサー
「Latest World YAMAGUCHI HAJIKKO News!」
~以下、日本語訳~こんにちは。ワールドはじっこニュースのお時間です。今日は、外国人が気になる山口の魅力に迫ります。ご協力いただいたのは、こちらのお二人!エヴァンゲリオンがぶち好きなアメリカ出身のマイケル・シドニーさんと、
瓦そばを愛してやまないフランス出身の留学生、サルメロン・カンタンさんです!
山口市在住のお二人と一緒に、NYタイムズで紹介された観光地を巡りました。まずは、こちら!山口市の瑠璃光寺を巡ってみました。
瑠璃光寺。五重塔は日本三名塔の一つに数えられ、室町中期における最も秀でた建造物と評されています。
現在は立て替え工事中で見ることができませんが他にも境内の至る所で山口市の歴史を感じられます。
二人は、どんなところに魅力を感じるのでしょうか?すると早速・・・
(カンタンさん)写真?
(シドニーさん)Yeah.Picture
~大内弘世公之像写真撮影~
(クロル舞アナウンサー)撮れました?いいですね!
(カンタンさん)「大内弘世公之像は、私たちを見守ってくれているように見える。それがかっこいい」
(シドニーさん)
(外国の)ヒーローの像は、戦いに行く瞬間とかバトルが終わった瞬間とか。剣を持ちながらとか。
(カンタンさん)戦いそうな・・・
(シドニーさん)そう!それが一番多いんですけど、この人は・・・
(カンタンさん)ただ平和な
(シドニーさん)見守っているとか。どこか遠くまで見ている。
(シドニー)私、ほかに撮りたいものがあるんですけど大丈夫ですか?
お地蔵さんを撮影し始めました。
(シドニーさん)これです。かわいいんですよ。よく歩きながら思うんですけど、地蔵さんが、みんなちゃんと、寒くないように、帽子をかぶっているからすごいなぁって。
(シドニーさん)なんか想像できる。おばあちゃんとかが自分で作って「どうぞ」みたいな。誰かがかわいがっている。それが素晴らしいなと思います。
その他、左右対称に整えられた建物や木々など細部まで行き届いた日本人の気遣いにも驚かされるんだそうです。
(カンタンさん)左右対称だ!!美しい!調和のとれた感じがいいですね。
(シドニーさん)私も。
(カンタンさん)日本のものは、細かく手入れがされているのにそれを感じさせない。
さらに、シドニーさんこの場所には思い出があるそうで…
(シドニーさん)そう。ちょうどこの辺に立ったら・・・初めてここに来たときに、歩いたりしていて、一人で。で、この辺から急におじいさんが来て、「みんな、どこに立っていいと言っているんですけど、ここが一番いいところなんですよ」って教えてくれて覚えています。
地元の人に親切にしてもらったことがとてもうれしかったんだそうです。
(クロル舞アナ)
~日本語訳~「いや~、お二人とも、我々がなかなか目を付けないところに魅力を感じていらっしゃいましたね。
では、次のニュースです。
シドニーさん、カンタンさんと共に、山口県を代表する温泉地の1つ「湯田温泉」を巡りました。
立ち込める湯煙の向こうに、2人はどんな魅力を発見したのでしょうか?」
けがをした白狐が傷を癒していたという伝説から「白狐の湯」とも呼ばれる「湯田温泉」。
お目当てはやっぱり・・・
(カンタンさん)この後ろにある足湯が一番好きなんです。
(クロル舞アナ)カンタンさん、足湯入られるんですか?
(カンタンさん)そうです。よく入ります。
(シドニーさん)よくってどのくらいですか?
(カンタンさん)1週間に1回。(友人と)カラオケに行って、レストランに行って、足湯に行って話します。
(シドニーさん)ナイスプラン!
(カンタンさん)完璧な夜です!
(クロル舞アナ)満喫していますね。
(シドニーさん)ここですか?
(カンタンさん)そうです!空気がいいですし、快適。
(シドニーさん)おしゃれだと思う。
(カンタンさん)(入浴して)気持ちいいです。話をしなくても、静かに楽しんでもいいと思います。
(シドニーさん)毎日来れるわ。
すっかり足湯のとりこになったというお二人、ただ、初めて知ったとき、あることに驚いたそうで・・・。
(シドニーさん)アメリカ人の感覚としても、フランス人の感覚としても”無料”って、ありえないです。素晴らしい!もう本当に。ホテルに泊まっている人限定かな?どこで払うんですか?って。
(カンタンさん)店員さんはどこ?って。
足湯という入浴方法はもちろん、「無料で提供している」という「おもてなしの心」にとても感動したそうです。
足湯への興味は尽きないようで・・・
(シドニーさん)どれくらい足湯に入っていたら体にいいですか?
(一緒に足湯につかっていた女性)10分から15分がいいと(看板に)書かれています。足湯が6か所。6か所あるんですよ。この近辺に5か所あって、ちょっと離れているところにサンフレッシュってところが1か所。
(シドニーさん)教えてくれてありがとうございます。
(女性さん)いいえ、どういたしまして。
足湯につかり、初めて出会った人との会話を楽しむ。湯田温泉ならではの体験がとても気に入ったそうです。あらためて、山口市の魅力は?
(カンタンさん)足湯。フランスには全然ないので。友達が連れてきてくれて、すぐに気にいっちゃった。
(シドニーさん)温泉とか、建物とかいろいろあるんですけどやっぱり、山口市ならではって言ったら、山口市民だと思います。初めて来たとき、この人手伝ってくれたんだとか今日出会った人で、手伝ってくれた人もいたし、単に案内するだけではなく、「ここも寄った方がいいですよ」とか教えてくれるから。山口県民と市民は本当に素敵で大好きです。
観光地よりなにより、山口に住む人々の温かさが一番の魅力と話してくれました。
(シドニーさん)Yamaguchi Fan!
※mixで2024年1月に紹介した特集から、ゴールデンウイークに家族で楽しんでもらいたい話題をピックアップしました。
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