ゴールデンウイーク。家族で帰省をしたり、外出をしたりと、車を使う機会も増えますよね。そこで、意外と知らない交通ルールを調べました。これを知っておけば、より安全にドライブを楽しめるはずです。

街の人:
「運転しながら、飲み物とか飲みたくなる時ってあるじゃないですか。そういうのはどうなのかなって思いますね。運転席にもドリンクホルダーがあるから…どうなんですかね」
街の人:
「スマホは、ナビとかを使ったりするので。どうなんですかね、手で持たなかったらいいかなっていう」
街の人:
「もう時代変わりましたから、免許取ったときから」

免許をとるときにしっかり勉強したはずなのに、いまさら聞けない交通ルール。改めて警察で、うっかりやりがちな交通違反を聞いてきました。

まずは履き物、サンダルは?

特に暑い時期、サンダルで運転しちゃいがちですが、実はNG!

山口県警交通企画課・利重明宏さん:
「サンダル、高いヒール こういうもので運転をされる場合は、交通違反に該当することがあります」

山口県道路交通規則で「げた、木製サンダル、その他の運転操作に支障を及ぼすおそれのある履き物を履いて運転しないこと」(一部省略)と定められています。確かに、げたやサンダルは運転しにくそうですが・・・脱げやすいサンダルやヒール、底が厚い靴など、運転操作がしにくい履き物は、交通規則に反するおそれがあります。

はだしは違反にはなりませんが、事故が起こった時に危険なので、避けた方がいいそうです。

音楽を大音量で聞くのは・・・?

これも県道路交通規則で「安全な運転に必要な音や声が聞こえないような状態で車両を運転しないこと」という規則に違反します。安全運転に必要な音とは、救急車やパトカーのサイレン、踏切の音のこと。

では、歌いながらの運転は??

県警交通企画課・利重さん:
「安全運転に必要な音が聞こえる音量で音楽を流しながら、歌って、歌を歌うということについては、特段問題はありません。しかし、歌を歌うことに集中してですね、運転の方がおろそかになるようなことは避けて下さい。」

全力歌唱は運転に集中できなくなるので、やめときますか。運転中の音楽は、まわりの音が聞こえるくらいで楽しみましょう。

ペットとドライブ♪

かわいいペットと一緒にドライブを楽しみたい人もいますよね。

助手席の窓から顔を出すワンちゃんをたまに見るような気がしますが・・・ペットを車内で自由にさせるのは、道路交通法に違反するNG行為なんです。

また水たまりを通って、歩行者やほかの車に水をかけてしまう。これも交通違反となります。服のクリーニング代を請求されるなど、民事上の賠償責任も負うことになるので雨の日の運転は慎重に!

「ながら運転」何がNG?

そして特に気をつけないといけないのが、運転中に別のことをする「ながら運転」です。運転しながらおにぎりをたべたり、飲み物を飲んだり、ちょっと化粧を直したり・・

県警交通企画課・利重さん:
「集中がおろそかになってですね、危険な状態を及ぼすようなことになれば、そこで交通違反として該当してきます」

どれも、摘発される可能性があるのです。
道路交通法には「ハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、状況に応じて他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」(一部省略)と定められています。

具体的に「これをしてはダメ」とは定められていないのですが、運転操作がおそろかになる、「ながら運転」はNG行為です。

近年摘発が増えているのが、運転中にスマホを使う行為です。スマホが原因の事故が増えていることから、運転中の携帯電話に関する罰則が大幅に強化され、運転中にスマホなどを使うと、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金、1万8千円の反則金(普通車の場合)が課せられます。

スマホの使用が原因で事故などを起こした場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金となり、免許停止処分となることもあります。

刑事ドラマでよく見る無線は??



県警交通企画課・利重さん:
「無線もですね、携帯電話の交通違反に該当する場合があります」

携帯電話だけでなく、無線や自動車電話も罰則の対象となります。ただ、警察車両や救急車など緊急を要する使用の場合は除かれるとのこと。どうしても携帯電話を使う必要があるときは、車を止めて使うようにしましょう。

身近な交通違反をみてきましたが、どこまで許されるということを考えるのではなく、常に安全運転を意識することが大切です。

県警交通企画課・利重さん:
「交通違反に該当しないものであったとしても、運転の操作に支障をきたしてしまってですね、集中力に影響を与えることで、交通事故を起こしてしまえば、やっぱり取り返しが付かない。自身の運転方法をもう一度見直していただきたいと思っております」

※mixで2022年に紹介した特集から、ゴールデンウイークに家族で楽しんでもらいたい話題をピックアップしました。

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