これまで与野党による事実上の一騎打ちが続いてきた大分2区は今回、保守系の新人が出馬し、三つ巴の戦いとなりました。
大分2区に立候補したのは届け出順に
立憲民主党の前職・吉川元さん(58)
無所属の新人・広瀬建さん(50)
自民党の前職・衛藤征士郎さん(83)の3人です。
(吉川元候補)「政治への信頼は地に落ちました。この社会のありようを変えていく」立憲民主党前職の吉川元さんは臼杵市でおよそ200人を前に第一声をあげました。労働組合の組織票に加えて政権批判票の積み増しを狙い、5度目の挑戦で初の選挙区での当選を目指します。
(吉川元候補)「石破内閣の変節ぶりに対する憤り不満はかなり強く感じます。働く人や生活者をしっかり守っていけるような政策をしっかり訴えていきたい」
(広瀬建候補)「この激戦を勝ち抜いて新しい政治、変化をもたらすべくみなさまとまい進できればと思っています」
広瀬勝貞前知事の次男で元鉄鋼会社社員の広瀬建さん。目指していた自民公認での出馬が叶わず、無所属で初の国政選挙に挑みます。出陣式ではおよそ400人を前に政治改革や産業振興を訴えました。
(広瀬建候補)「産業振興をやっていくこと。いかに強めていけるか。それがひいては経済力の底上げにもなりますし、地方の創生にもつながるということでその辺りを強く訴えていきたい」
(衛藤征士郎候補)「派閥の政治資金パーティーのことで大変みなさんにご迷惑をおかけしました。深くお詫びを申し上げます」
裏金問題で党の役職停止処分を受けた衛藤征士郎さんは、15日の出陣式で支援者に改めて謝罪しました。そのうえで国会議員歴47年の経験と実績を強調し連立を組む公明党の推薦も得て支持固めを進めます。
(衛藤征士郎候補)「私の国政の原点は地方自治ですから、とにかく大分県の市町村の暮らしと生活を守るために国と県と市町村がよく連携して支えあう、そういう政治を目指したい」
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