去年5月、当時社長を務めていた会社が契約した住宅の工事代金を、顧客から自分名義の口座に入金させ、会社に財産上の損害を与えたとして、58歳の男が逮捕されました。

特別背任の疑いで逮捕されたのは、上越市上昭和町に住む建設業の男(58)です。
警察によりますと、男は去年5月中旬、当時社長を務めていた会社が顧客との間に結んだ住宅工事契約に関連して、工事代金およそ170万円を顧客から直接自分名義の口座に入金させ、会社に損害を与えた疑いがもたれています。

当時社長を務めていた会社側が今年2月26日に男を刑事告訴していて、警察が捜査していました。

男は、この住宅工事契約に関連し、去年3月下旬から5月下旬までの間、顧客から預かった工事代金およそ297万円を着服・横領したとして、9月25日に逮捕されています。

調べに対し、男は認否について黙秘しているということで、警察は動機や余罪などについて調べを進めています。

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