職人不足などの影響で能登半島地震で被災した住宅の再建にも遅れが出ています。そうした中、ボランティアの力による新たな手法で再建を目指す取り組みが始まっています。

建築現場で屋根の貼り付け作業を行っているのは…

参加者「13歳です。中2です。初めてやったんですけどうまくいったら楽しいです」
Q.高い所は大丈夫?
「ちょっと怖いです」


自分たちの手で家が建てられる住宅再建プロジェクト「NESTING(ネスティング)」を展開しているのは、神奈川県のスタートアップ企業「VUILD(ビルド)」です。社員の沼田汐里(ぬまだ・しおり)さんは、元日の地震による液状化で全壊した実家の再建をこのプロジェクトを通して進めています。

沼田汐里さん「大工が不足していたりとか、課題もある中で、自分たちの力で再建することによって、少しでも早く再建に向けて動くことができるのではと思って、このプロジェクトを立ち上げて今みんなで家づくりをしている」

建築資材を人が持ち運べるサイズに分解し、住宅をキット化することによって、プラモデル感覚で家が建てられるというこのプロジェクト。着工から5日目のこの日は、親子連れなどおよそ15人のボランティアが集まり、施工管理の担当者から指示を受けながら作業にあたっていました。

東京から参加した人「みんなで作るのは楽しいしなかなかできる経験じゃない。子ども作るのに関わっていると完成してからまた遊びに来たりできる」

こちらの住宅は12月末の完成を目指していて、沼田さんはより早い再建のモデルケースとしてプロジェクトを広めていきたいとしています。

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