10月13日、奈良市の西大寺では、巨大な茶碗でお茶を味わう「秋の大茶盛式」が行われました。

 顔がすっぽり隠れてしまう直径40cmほどの大きな茶碗。特大の茶せんを使ってお茶をたてます。

 鎌倉時代に西大寺を再興した叡尊上人が神社に献じたお茶の残りを人々にふるまったのが始まりとされ、これでお茶を飲むと無病息災で過ごせると伝えられています。

 巨大な茶碗は持ち上げるのも一苦労、周りの人も手伝います。

 「初めてです。重かったですね。ばーっとこぼれてこないかなと」
 「最初はお手伝いいただいたんですけど、最後(お茶が)少なくなりましたら、1人で大丈夫でした」

 参加者らはなごやかな雰囲気の中、ずっしりした一服を楽しんでいました。

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