北アルプスの玄関口・長野県松本市の上高地では開山祭が開かれました。

大正池(たいしょういけ)の水鏡が穂高連峰の雄大な姿を映した、27日の上高地。

河童橋(かっぱばし)のたもとでは、山岳観光シーズンの幕開けを告げる、恒例の「開山祭」が開かれ、アルプホルンの演奏も披露されました。

また、神事には地元の観光関係者など70人余りが参列して、安全を祈願し多くの観光客や登山客とともにシーズンの到来を祝いました。

■上高地観光旅館組合 青栁浩一郎組合長
「雄大な自然を感じていただき、二度、三度、上高地に来ていただければ」

槍ヶ岳や涸沢(からさわ)など周辺の山小屋も27日から営業を開始し、大きなザックを背負った登山者の姿も目立ちました。

■兵庫県から
「横尾に泊まってそれから涸沢へ。いよいよですね、楽しみにしています」
■神奈川県から
「人が多いのがびっくりしました。(目標は)ちゃんと完登して安全に帰ってくるってことかな」

上高地を去年1年間に訪れた人は過去10年で最多となる延べ132万人余りで、今年はさらなる入り込みが見込まれます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。