能登半島地震で津波の被害を受けた上越市の直江津地区で”車”を使った避難を取り入れた訓練が行われました。

この訓練は上越市で震度6強を観測し、沿岸部に「大津波警報」が発表されたという想定で行われました。津波避難は「原則徒歩」ですが、能登半島地震では高齢者らの避難を巡って課題が浮き彫りとなり、その後4つの町内が支援が必要な人に限り車を使った避難を認めることにしていました。12日の訓練では、参加した約1900人のうち、56人が車で避難をしましたが、課題も感じたようです。

【車で避難した人は】
「ここすっと入られたからよかったけど渋滞したとき困るなと思ってちょっと心配」

【上越市港町防災対策委員会 泉秀夫委員長】 
「冬の除雪に伴い、道路が狭くなったり歩道が潰れたりする。今のうちに早く動かないと」

【上越市 中川幹太市長】
「能登半島地震の際には多くの渋滞が起こってしまったことがありますので、市内全域で地震津波対策を皆さんに知ってもらわなければいけないのかな」

上越市は、「渋滞を起こさせず住民を守る方法を考えていきたい」としています。

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