青森市の天然記念物「シナイモツゴ」。青森市の高校ではこの、シナイモツゴの保護に取り組んでいて10日、地元の沼に孵化した稚魚を放流しました。

保護に取り組んでいるのは青森中央高校の生徒たちです。

10日はシナイモツゴの北限である青森市の又八沼に2024年の春に孵化した稚魚100匹を放流しました。

シナイモツゴは青森市の天然記念物で、環境省のレッドリストでは近い将来において絶滅の危険性が極めて高いとされています。放流したのは、2023年に生徒たちが又八沼から保護して1年以上かけて校内の池で飼育し、生まれた稚魚です。

青森中央高等学校 山口月稀奈さん
「子どもを育てるような感じで感慨深いというか親の気持ちみたいな感じになりました」

青森中央高等学校 五日市颯桜さん
「シナイモツゴをもっといろんな人に知らせて絶滅危惧種であることや繁殖の大変さを後輩たちに伝えていけたらいいなと思いました」

青森中央高校は今後もシナイモツゴの保護活動に取り組んでいくことにしています。

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