衆院選には、県内ではこれまでに4つの選挙区で合わせて12人が立候補を予定しています。MBCでは今回立候補を予定している12人に日本や鹿児島が抱える現状と課題についてのアンケートを実施しました。
総理就任から8日。石破総理は戦後最短で衆議院を解散しました。石破総理の政策などについて、立候補予定者はどう評価しているのでしょうか。
まずは鹿児島1区です。自民党前職の宮路拓馬さんと参政党新人の昇拓真さんは現時点では評価せず、「今後に期待する」。
立憲民主党・比例九州前職の川内博史さんは「0点。総裁選の時に国民に向けて約束したことと、就任後の発言が真逆になっている」としています。
2区・無所属前職の三反園訓さんは「点数は国民がつけるもの」。
自民党・比例九州前職の保岡宏武さんは「期待値は100点」としています。
一方、共産党・新人の松崎真琴さんは「0点。裏金問題など解明に背を向けている」。
日本維新・新人の辻健太郎さんは「0点をつけざるを得ない。発言の軌道修正が多い」。
参政党・新人の矢竹ゆかりさんは「今後の政策に期待したい」としています。
3区・立憲民主党・前職の野間健さんは「採点不可。総裁就任前の発言と反対の行動をとっている」
自民党・比例九州前職の小里泰弘さんは「90点。難題に向き合い果敢に進めようとしている」と評価しています。
4区・自民党・前職の森山裕さんは「幹事長の立場なので評価は差し控える」
社民党・新人の山内光典さんは「限りなく0点。アベノミクスなどを見直そうとしていない」としています。
県内の最低賃金は953円で全国39位。歴史的な物価高が家計や企業を直撃しています。私たちの暮らし、経済をどう守り、支えていくのでしょうか?
まずは1区。宮路さんは「生活支援策と、インフレに対応した価格転嫁を実現する」
川内さんは「賃金上昇率が物価上昇率を上回るまで消費税を停止する」
昇さんは「全ての税を減税すべき」などと回答しています。
2区の三反園さんは「減税・物価高騰に見合うよう年金を引き上げる」。
保岡さんは「物価高を上回る賃上げなどを実現する」。
松崎さんは「消費税を5%に引き下げる」。
辻さんは「消費税、所得税、法人税の減税、個人消費と企業投資を促進する」。
矢竹さんは「消費税をゼロにする」などと回答しています。
次に3区です。野間さんは「最低賃金を2000円まで上げる。食料品などに限定して消費税を減税する」
小里さんは「賃上げ・価格転嫁と、エネルギー・食料の安定供給を行う」
4区の森山さんは「物価上昇を上回る賃金上昇、成長と分配の好循環の経済を目指す」
山内さんは「当面、消費税をゼロとする」などとしています。
鹿児島県内の出生数は去年、初めて1万人を割り込み、少子化に歯止めがかかりません。
少子高齢化が進む中、地方の活性化にどう取り組むのか?立候補予定者の主張は分かれています。
まずは1区です。宮路さんは「創業支援を充実させ、国内外の人や投資を呼び込む」。
川内さんは「一次産業従事者への給付金で、所得向上につなげる」とし、昇さんは「減税による国民所得の向上で雇用を増やす」となどしています。
続いて2区。三反園さんは「インバウド誘致へ発信力の強化」。
保岡さんは「農林水産業従事者の所得倍増」。
松崎さんは「農業の所得補償と価格保障で農業を守りたい」。
辻さんは「観光資源の海外へのアプローチを積極的に行う」。
矢竹さんは「離島の議員と連携し、離島の格差問題に取り組む」などとしています。
3区です。野間さんは「過疎化・人口減少が進む自治体に1兆円から2兆円の創生交付金を出し、自治体の知恵で創生策を実行してもらう」。
小里さんは「鳥獣被害対策、農林水産物輸出、観光資源の魅力化、空き家の活用」などを挙げています。
4区の森山さんは「地方創生の交付金を倍増し地方へのひとの流れを強化」。
山内さんは「後を継ぎたいと思える農林水産業に向け、戸別所得補償制度の復活を目指す」などとしています。
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