逮捕された男は「母親が自分の金を使うことに腹を立てた」と動機を説明しているようです。

(矢野司記者)
「現場は住宅が立ち並ぶ閑静な場所。男は自ら『両親を殺した』という趣旨の通報をしたということです」

男女2人の遺体が見つかったきっかけは、「両親を殺してしまった」という通報でした。

逮捕された名古屋市緑区の喜多圭介容疑者(36)は、10月9日ごろ自宅マンションで、同居する母親とみられる60歳くらいの女性を殴るなどして殺害した疑いが持たれています。

喜多容疑者は10日午後5時ごろ自ら110番通報。

駆け付けた警察官が部屋と廊下で男女2人の遺体を見つけました。

喜多容疑者は警察の調べに対し「殺意はありません」などと容疑を否認しています。

同じマンションの住人は事件の前後にある異変を目撃していました。

(同じマンションに住む人)
「(事件があった家族の)車が事故をしていて、ブロック塀にぶつかって車の前も押しつぶされていた」

喜多容疑者を乗せたとみられる車 緑警察署 10日 

捜査関係者によりますと、喜多容疑者は「母親が自分の金を使うことに腹を立てた」という趣旨の説明をしているということです。

警察は遺体の身元の確認を進めるとともに、父親とみられる男性への殺人の疑いについても調べを進めています。

喜多容疑者を乗せたとみられる車 緑警察署 10日

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