7月、国内初の人工授精を行ったアフリカゾウのマオについて盛岡市動物公園ZOOMOは11日血液検査の結果、妊娠には至らなかったと発表しました。
ZOOMOでは2025年1月に再びマオに人工授精を行う予定です。
人工授精を行っていたのは盛岡市動物公園ZOOMOで飼育されているアフリカゾウのメス・マオ22歳です。
マオは7月、ドイツから訪れたトーマス・ヒルデブラント獣医師ら専門チームによって、南アフリカの野生のゾウから採取した精子を使って国内初の人工授精が行われました。
園によりますと、人工授精のあとに排卵は確認されましたが、血液検査の結果、妊娠した場合に高い状態で推移するはずのホルモンの数値が今回は通常時のままだったことが確認されたため、妊娠には至りませんでした。
(アフリカゾウ担当 丸山孝作さん)
「残念な気持ちが強いですが、次の人工授精の準備に入っていますので、気持ちを切り替えて次に向けて調整する感じです」
今回は残念ながら妊娠とはなりませんでしたがマオは訪れた人たちに元気な姿を見せていました。
(アフリカゾウ担当 丸山孝作さん)
「マオは元気ですし、マオの赤ちゃんを皆さんにお見せるのが遅くなるとは思うが、マオの可愛い赤ちゃんを楽しみにしていてください」
ZOOMOでは発情期で準備が整う2025年1月上旬から中旬にマオの2回目の人工授精を行う予定です。
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