島根県松江市沖の日本海で、11日、操業中の定置網漁船で乗組員の1人がローラーに左手を巻き込まれ、指を切断。救急搬送されました。

救急搬送されたのは、松江市に住む、定置網漁船の乗組員の40代男性です。

境海上保安部によりますと、11日午前4時すぎ、男性は定置網の巻上げ作業中、ロープが自分の左手に絡まり、巻き上げ機のローラーに巻き込まれてしまったということです。

漁船には乗組員が男性含めて6人いましたが、事故当時は1人で作業をしていたということです。

漁船から通報を受けた島根県警察から境海上保安部に「美保関漁港沖合の船上において、男性1名が油圧の巻き上げローラーとロープに左手の中指と薬指を挟まれて負傷、意識あり。救急隊により処置中」と、通報があったということです。

現場は、島根県松江市の美保関漁港の沖合500メートル付近の海上で、男性がけがをしたことで漁船は美保関漁港に帰港、午前5時ごろ、救急車で病院に搬送されました。

男性は、左手の指2本を完全に切断、他に2本もほとんど切断する重症ですが、搬送時意識もあり、自力で歩くことも可能だったということです。

なお、操業当時の天候は晴れで、波・うねりもなく、視界も良好だったということです。

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