10月10日夕方、仙台市地下鉄南北線は富沢駅に停車中の電車内で周囲に暴言を吐く酔った男性客がいたため、一時全線で運転を見合わせました。
これにより南北線は最大で30分以上遅れ、およそ5000人の足に影響が出ました。
仙台市交通局によりますと、10月10日午後4時50分頃、地下鉄南北線の長町南駅の駅員から、「電車内でタバコを吸う男性客の目撃情報があった」と市交通局に連絡がありました。
駅員と警察が駆け付けたところ、男性客はタバコは吸っていなかったものの、酒に酔っていて、「殺すぞ」などと暴言を吐いていたということです。
男性客は降車の要求に応じなかったため、市交通局は午後4時56分、南北線は全線で運転を見合わせました。
このあと男性客は富沢駅で反対側のホームに停車していた電車に乗り込みました。
この電車は午後5時12分に運転を再開し、男性客は仙台駅で降車したということです。
これにより南北線は最大で32分の遅れが出て、およそ5000人の足に影響が出ました。
仙台市交通局はこの男性客に損害賠償を請求するかどうか検討しているということです。
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