青森県内の稲作の発展に顕著な功績のあった個人や団体に贈られる「田中稔賞」に、十和田市の竹ヶ原直大さんが選ばれました。

「田中稔賞」は、稲の品種育成と冷害の研究に努めた田中稔の功績をたたえ創設された、県内の稲作部門で最も権威ある賞です。

今年度選ばれたのは、十和田市の農業関連事業会社の社長・竹ヶ原直大さんです。

竹ヶ原さんは、スマート農機の活用と育苗箱を減らす栽培技術の導入で、労働負担を軽減させ、作付面積の拡大を可能にしたことなどが評価されました。

今年度の田中稔賞に選ばれた竹ヶ原直大さん
「(受賞は)非常に光栄ですし、まったく考えてもいなかったことなので(就農して)10年やってきて、少しでも評価されたのであればうれしい。密苗栽培という慣行栽培の3分の1の箱数で田植えが可能になるところが、今この規模でできる要因はそこにあるのでは」

「田中稔賞」の贈呈式は、12月に青森市で行われます。

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