衆議院の解散に伴い、事実上の選挙戦がスタートしました。宮崎県内の戦いの構図についてお伝えします。
今回は、宮崎3区です。
過去の選挙で強さを見せている前職に新人が挑む構図が見込まれています。
都城市や日南市などを選挙区とする宮崎3区。
自民党の前職と共産党の新人が立候補を表明していて、立憲民主党もぎりぎりまで候補者擁立に努めるとしています。
自民党・前職 古川禎久氏
(自民党・前職 古川禎久氏)
「最も重視するべきことは、政治に対する信頼を取り戻すという一点にあると思っています」
これまで7期連続で当選し、安定した選挙戦を展開してきた自民党・前職の古川禎久氏。
自身は自民党派閥の裏金問題に直接、関係はなかったものの、「政治とカネ」をめぐる問題を受けて、党に逆風が吹いていると感じています。
(自民党・前職 古川禎久氏)
「この(国民からの)信頼が失われたら、政治はうまくいきません。自民党をしっかり立て直すんだと、そして国民の皆さんの信頼を取り戻すんだ。これが一番大事なポイントだと思います」
前回、3年前の選挙では法務大臣を務めていたことからほとんど地元を不在にしていましたが、今回は、選挙区内に15の支部連絡事務所を配置し、地元での活動を増やすとしています。
(自民党・前職 古川禎久氏)
「総選挙というのは、やはり私の考え・主張、こういうものを国民・有権者の皆さんに聞いてもらって、それをどう評価してもらえるか、私が信ずるところを正面から有権者の皆さんに訴えていく、これに尽きるんだと思います」
共産党・新人 新村初代氏
先月下旬に出馬を表明した共産党の新人・新村初代氏。
各市町に設置されている支部の市議会議員と連携しながら活動を展開し、SNSを活用するなどして知名度アップを図る考えです。
(共産党・新人 新村初代氏)
「街頭での宣伝が中心だと思うんですけど、それぞれの党員がSNSで発信したりですね、そういうことにも力を入れようと今、頑張っているところ」
また、今回の選挙で争点となりそうな「政治とカネ」の問題を受けて、新村氏は、自民党の政治を大元から変える必要性を訴えることにしています。
(共産党・新人 新村初代氏)
「自民党政治の行き詰まりは極めて深刻で、まともに政治に切り込んでいるのは共産党だと思うんですよね。国民が主人公の政治を目指して頑張っていきたいと思っています
衆議院議員選挙は、今月15日に公示され、27日に投開票されます。
※MRTテレビ「Check!」10月9日(水)放送分から
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