特殊詐欺に使われると知りながら電話転送サービスを提供したとして、神奈川県にある会社の代表ら2人が9日、逮捕されました。
詐欺ほう助の疑いで逮捕されたのは、神奈川県に本店がある電話転送サービス事業者の代表、伊藤大貴容疑者(26)と、業務全般を管理していた宮田陽介容疑者(39)です。
2人は2022年9月、特殊詐欺に使われると知りながら電話を転送するサービスを提供した疑いが持たれています。
去年3月、大分県玖珠町に住む80代の女性が700万円をだましとられる事件があり、警察は現金を受け取ったとして受け子役の東京都に住む男(22)を逮捕していました。
その後の捜査で、逮捕した男を含む詐欺グループが、この電話転送サービスを使用していたことが判明したということです。
警察は、2人が提供したサービスが別の事件に悪用された可能性もあるとみて捜査しています。
特殊詐欺事件で電話転送サービスの事業者を摘発したのは、大分県警では初めてです。
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