岡山県総社市にある岡山郵便局で、必要な電力の一部を賄う大型蓄電池の運用が始まりました。目指すのは、カーボンニュートラルな電気の活用法です。
(竹内大樹キャスター)
「総社インターチェンジのすぐ近く。岡山の物流の拠点・岡山郵便局です。その敷地内に置かれたこちらの蓄電池でコスト、さらには温室効果ガスの削減を目指そうという取り組みです」
岡山郵便局がきょう(9日)から本格的に運用をはじめたもので、けさ、開始式が開かれました。
玉野市で作られた大型蓄電池「MegaPower(メガパワー)」は、太陽光や風力発電でできた再生可能エネルギーを貯め、岡山郵便局の稼働に必要な電力の一部を賄います。
特徴は、一日の中でも需要と供給によって変動する電気の価格をAIが把握し、価格が安い時に貯めておき、高い時に使えるシステムを搭載している点です。
また電気の基本料金は、最も電力を使ったピークを基準に設定されるため、ピーク時に蓄電池を使うことで基本料金が下がり、コスト削減に繋がります。
(日本郵便 砂孝治中国支社長)
「カーボンニュートラル化を進めながら、コストカットを進めるという事の両立を目指していければありがたいと考えています」
日本郵便では、この蓄電池を活用することで年間1千トンの温室効果ガスと1000万円から2000万円ほどの電気料金の削減を見込んでいるということです。
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