「ビワの種で肝機能改善」とうたい、国が未承認のサプリメントを医薬品として販売したなどとして、埼玉県川口市の会社と社長らが書類送検されました。
医薬品医療機器法違反の疑いで書類送検されたのは、川口市のビワ関連商品販売会社「ティー・エス・アイ」など2法人と、その社長の男性(75)ら3人です。
社長らは、国が未承認の「びわまる」というサプリメントを「ビワの種で肝機能改善」などと効能をうたい、都内に住む女性(70)ら3人に医薬品として販売した疑いなどがもたれています。
社長らは東京都などから「違法な広告をしないよう」行政指導を受けていましたが、インターネットで「癌・肝臓・花粉症・蓄膿症にいいと言われています」などと宣伝し、1瓶11880円ほどで販売を続けていたということです。
警視庁によりますと、客の多くは「花粉症の症状や肝機能の改善」を期待して購入していましたが、これまでに深刻な健康被害の報告はないということです。
任意の取り調べに対し、社長らは「売り上げを伸ばすためだった」と話をしているということで、警視庁は2021年からのおよそ3年半で1億円以上を売り上げたとみて調べています。
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